●竹刀袋に書かれている”無念無想明鏡止水”って? ”無念無想明鏡止水”って、書いてある竹刀袋を見たことがあると思うけど、どういう意味か分かるかな? 実際は、”無念無想”と”明鏡止水”の2つの言葉に分けられ、どちらも殆ど同じ意味なんだけど、それぞれの意味を分かりやすく書いてみますね。 ”無念無想” 「無念」は何も頭に浮かんでこない状態、「無想」は自分の意識の中でも「考えない」こと。つまり、お相手を前にして余計なことが頭に浮かんできたり、自分から余計なことを考えたりしない状態で立ち会うこと・・・これが「無念無想」ということで、この状態で立ち会えたときは、お稽古でやった以上の技が知らず知らずのうちに出ていたりするんですねヽ(^.^)ノ ”明鏡止水” 明鏡止水とは、自分の心から四戒などの邪念をとりはい、心が明らかな鏡のように澄み切っていれば、静まりかえった水面が月を写すように、相手の隙が自然に自分の心に映るということです。 くもりのない鏡と、静かに澄んだ水の意味で、ともに物をうつす心にたとえ、心の中に一点のくもりもない状態、即ち、邪念邪想を払い清めた無念無想の心境を教えたものですね(^^) 「強そう」「打たれたらどうしよう」「小手がうまいんだよな」・・・なんて余計なことが頭にあっては、体は敏感に反応してはくれません。お相手に対して「ベストを尽くす!」それだけでいいんですね(^0^) まさに剣道の目指すところですね。 |